第6回ホスピ川柳入選作品発表

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2024.09.24

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第6回ホスピ川柳　入選作品発表

「医療、看護、介護にまつわること」をテーマとする「ホスピ川柳」。
第6回ホスピ川柳には総数3,860句のご応募があり、審査の結果12句が選出されました。多くのご応募を誠にありがとうございました。
見事入賞を果たされた作品をここに発表します！また入賞作品の表彰式をオンラインで開催予定です。（詳しくは『表彰式について』をご覧ください）

選者

高鶴礼子様

埼玉大学大学院博士後期課程単位取得満期退学。近現代川柳論。
男女共同参画・人権・川柳の分野での講師活動を通して川柳のほんとうを伝えるべく格闘中。
川柳ノエマ・ノエシス主宰。全日本川柳協会常任幹事。
句集『向日葵』、詩集『鳴けない小鳥のためのカンタータ』他著作多数。

総評（高鶴礼子様）

今、自分の中にこぼれおちてきた、これを記そう、この一瞬の、この思いを書き残すのだ、と、今回も大勢の方々がお心を尽くして下さいました。川柳に託して、それを果たそうとして下さったことに、心からのお礼を申し上げます。書く、ということを通して、様々な《私という現在地》が刻まれ得るということ。その掛け替えのなさを、改めて抱きしめさせていただきました。何より、嬉しかったのは、こうして川柳と向き合って下さったすべての方々が、ご自身の裡にあるその思いを、なんとかして言葉にしようと、真正面から格闘して下さったことが、その御作品から伝わりくることです。日々を生きる中で、その一刻一刻は通り過ぎ、変容していくものであっても、そこに確と存在していた《その刻限の私》は、そうやって紡がれた言葉たちの中で、そっと、息をし続けていてくれます。どうか、これからも、みなさんおひとりおひとりの心の現在地を刻み続けていらして下さい。そうした造形、そうした発信が、きっと、ステキな分かち合い、ステキな出会いを連れて来てくれるに違いありません。